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アームヘッド・ストーリー第18話:空を行くモノ達

さあ、誰が出るんだ!?(何



アームヘッド・ストーリー第18話:空を行くモノ達
螺は双と話をしながら基地に戻っていた。
その後ろを黒いやつがつける。

「それで、あのアームヘッド、名前はなんだったっけか?」

「ああ、厳我波怒だよ、本名はウェルザーというらしい」

「ふ~ん。ウェルザーはいいけど、お前がつけた名前は微妙だな。
あいかわらず悪いネーミングセンスだ」

「うるせーよ」

はははははと笑いながら、2人は基地に戻る。

その後姿を見つめながら、黒いやつは呟いた。

「やつなら……できるな、ふふふふふ…」

そして、そいつは闇に消えていった。
大きくなる高笑いとともに。


”お前は空を飛べるのか?”

螺が厳にたずねる。

”あたりまえだ、もし飛べなかったら、私はどうやってここに来たのだ?貴様は馬鹿か?”

”ああ、それもそうだな。だけど、馬鹿は余計だ”

丁度その時、無線が入った。

『はい』

『アームヘッド2機が領空に進入した。機種は不明、攻撃は無いが、一応応援に向かうように』

『了解です』

そして、厳に向き直った。

”じゃあ、行こうぜ”

”仕方が無いな”

そして、中央アイサ空戦旅団がいるところへと向かった。

「あれか…」

モニター越しに見えた機体、それはあの機体に似ていた。
血染めの羽毛こと、ブラッディフェザーに。

まず、勝てるかどうかが疑問だった。
(絶対に勝てない)
螺はそう、直感的に判断した。

”確かにやつらには勝てない。だが、やつらは攻撃する気が無い”

厳はいきなり話しかけた。それに驚く螺

”お前、心を読んだのか!?いや、攻撃する気が無いって、一体どういう…”

厳は螺の話をさえぎり―

”まず殺気が感じられない、だから奴らは我々を殺す気は無い”

”そうか…”

そして、あの機体を見つめた。
血のようなカラーリングに、何故か螺はぞくぞくとした。


つづく

by y28uta | 2008-11-19 21:52 | story-アームヘッド-  

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